気まぐれに手元にあるMP3プレーヤーを紹介してみよう。
ASONO MICAに続いて、第二弾は老舗の古豪MPIO のFL400 です。
でわでわ、MPIO FL400 。 発売は1年くらいまえになるでしょうか。 現在はほぼただみたいな値段で叩き売られています。
MPIO,デジタルウェイは老舗中の老舗の元祖MP3韓国メーカーです。
本社のほうはいろいろと大変なようで、がんばってほしいなあと思っています。
このMPIO、MP3業界の荒波に絶えてきただけあって、なかなか良い製品作りをしています。
デザイン的にも、発売前にすでにパクられるくらい、失敗のないそつないデザインが得意ですね。
スペック的に横並びになってきた最近では、低価格と語学学習(ピッチの変わらない速度変換が得意技)をアピール点にしていて、SDカードの拡張に対応したFY800 、ナノサイズの動画対応金属ボディのMG100 、低価格をきわめたML100 等をラインナップしています。
またはなしがそれましたがFL400。
ネックストラップ一体型のフラッシュプレーヤーで、iriverで言えばN12なんかとがっつりぶつかる機種です。
小型ボディながらFMラジオやボイスレコーディングにも対応しています。 液晶はネガティブ液晶で、黒字に白く文字が光ります。3行の小型液晶で、黒字にボワッと文字が浮かびあがる感じはかっこいいですが、少しくらめで見づらい感じはありますね。
操作形態は前面下部と底部に集中してボタンが配置されています。 このボタン配置はなかなか秀逸です。
基本的に操作はこの下部が右にくるようにもっての操作になります。
N12なんかは、左右のサイドにボタンが3つずつ並んでおり、上下左右の優劣性がなく、GUI操作に戸惑うことがあります。
しかしFL400は早送り、巻き戻しボタンが上下、再生とMENUが左右の操作を受け持つようになっており、GUIの操作自体は非常に直感的に行えます。 多少ボタン同士の距離やボタンサイズが小さい感じもしますが、小型のプレーヤーなのでしょうがないところです。
音楽再生は特に問題ありません。 MENUを押せばフォルダ、ファイルツリーに入れ、曲検索も問題ありません。
ogg再生にも対応していますが、MPIO売りの再生速度調整には対応していません。 ABリピートには対応していますが、基本的に語学学習というよりは気軽に音楽を楽しむプレーヤーといえるでしょう。
連続再生時間が9時間と実用レベルのぎりぎりの線ですので、頻繁に充電が必要です。
転送はUMS対応で専用のソフトというのも特にありません。 単体でのプレイリストというのも作れないので、フォルダを使いやすいように分けてあげておくとよいでしょう。
イコライザはプリセットとユーザーイコライザの設定が可能です。 サラウンド機能もついていますが、電池の持ちを考えるとあまり実用的ではないでしょう。 音自体は自然な印象です。 派手な味付けの好きな人は物足りなく感じるかもしれませんが、音的にはそんなに悪くはなさそうです。
付属のイヤホンもそこそこですが、過度な期待はできません。 またイヤホン端子はミニミニジャックなので手持ちのイヤホンを使うには変換アダプタを別途用意する必要があります。
デフォルトのネックストラップイヤホンも接続に関して、苦労の跡がみられ、ジャックを刺して、後ろ側をプラパーツでつなぎます。
このプラパーツが外れてなくならいよう、イヤホンケーブルとゴムで接続されていて、スマートな接続形態とはいえないつくりです。 その辺りは気にならないよう作られていますが。
PCとの接続もこのミニミニジャックを仕様するので、このケーブルはなくさないように注意が必要です。
USB2.0に対応しているので転送速度もそこそこ速いです。
FM等は本体がこれだけ小さいので、部品の集積度からもやはりおまけ程度に考えたほうがいいでしょう。 あまり受信度はたかくありません。
ボイスレコーダーはちょっとした会議の録音には十分使えると感じました。
ブラックとシルバーのシックなデザインで、小さく軽く、携帯性は抜群です。
1GBが5000円を切る値段 になっているんで、入門機、サブ機なんかにいいかもしれませんね。
また後継機種の三角形デザインがユニークなFL500
も発売間近でたのしみです。