・アソノミカさんをご存知ですか?


asono mica を知っている人はどれくらいいるでしょう?

この日本人にいそうな名前、じつはMP3プレーヤーです。

ノルウェーのデザイナー集団 ノルウェイセイズによってデザインされたとってもかわいいやつなんです。


私が一番のお気に入りのプレーヤーはなんですか?といわれると迷いますけど、こいつを選ぶかもしれません。




asonoといった日本では知られていない名前。 日本ではこのasono micaはオシャレデザイン雑貨のお店が独占輸入販売というカタチになってるみたいです。

白黒赤の3色ありますが、日本での発売は512MBのみ(本当は1GBまであります。)、しかも普通に買えば22000円もします。 こいつが最初に発売されたのは多分2年ぐらい前になりますし、正直、誰が買うんだという値段で、市場のMP3プレーヤー価格とはかけ離れたところにあります。


そういった事情で、こいつを一般的なMP3プレーヤーと一緒に考えるのはなかなか難しいところです。

北欧のオシャレ雑貨、家電といったカテゴリに分類したほうがよいでしょう。


でもこれ、本当に良いデザインしてるんです。 シンプルかつかわいく飽きが来ない。 2年たってもそのデザインは色あせずぴか一です(個人的感想)。


さて、このプレーヤーのうりはなんといってもこのデザインなことに違いは無いのですが、これ機能的にも結構すごいんですよ。

とりあえず、発売から結構経っているということを念頭において置いてください。

まず、音楽(速度調節だってできるよ)、それにFMチューナー、ボイスレコーディング、ラインインエンコーディング。 当時の最新機能が全部詰め込まれてるんですよ。 なので今でも機能的にも全然負けてません。


ネックストラップ式で、イヤホン一体型。サイズはネックストラップ式では大きいほうですけど、見た目よりは実際は小さく感じます。

重さはかなり軽いので、首からかけてるのを感じさせません。

小さいんですが、メイン操作ボタンにジョグスティックを採用していて、操作性にも配慮されていて、このスティック部がデザインでもポイントになっていますね。

液晶ももちろんついてますよ。本体の下の部分が液晶画面になっていて、バックライトは7色から選べます(七色全部を点滅させたりもできるのだ)。

裏には3つのボタンがついていて、ジョグとこのボタン操作で、各種操作を行います。

この辺りは、長押し操作を使ったりするので慣れが必要ですかね。


そのほか面白いところでは、歌詞タグ表示に無駄なこだわりをみせてたり、ラインエンコード端子から、ほかの音源ソースを持ってきて、本体で流している曲とミックスしたりもできます。




本体はプラスチックで華奢なんですが、つや消し仕上げとデザインがあいまって、安っぽさは無いです。

N10同様、本体上部が取り外せ、そこからminiB端子が出てくるという形態です。(Bキャップ的なものは無いです)

充電もminiBから行います。 転送はUMS,USB1.1。


音質も悪くなく(よくも無いですけど、まあ個人的には合格点)、10時間は持ってくれるので特に不満点は無いんですが、ちょっと操作のレスポンスが悪いですかね。 


デザイン目当てで買ってみると、かなり贅沢なつくりしてるなーという感じです。

形態的にはiriverのN10を良く研究した跡が見られます。

DSPはサムスン製。 今でこそサムスンのDSPを採用したものは多いですけど、当時ではかなり珍しいと思います。

韓国製なので、サムスンに作らせた可能性もありますね。


asono micaには液晶なしの姉妹モデルも存在します。 ぜひまたこのデザイン、コンセプトで製品を出してほしいんですけどね、どうなんでしょう。